K-POPアイドルの主な歴史とそのルーツをまとめてみた【1】

歴史

韓国の主な「アイドル」「KPOP」の歴史のまとめです。

本記事の内容
・KPOPの主な歴代グループ

・KPOPのルーツ

1・韓国初のアイドルから三大事務所誕生まで

 

(1987〜1999)

韓国初のアイドルから三大事務所誕生まで

KPOPの語源

もともと韓国の音楽は「歌謡(가요)」と呼ばれている。

→1990年代後半より、本格的に韓国でアイドル歌手が出現。

→いつしか日本のメディアが韓国の大衆音楽を「K-POP」と表現し、それが徐々に定着していく。

音楽を聴く→観るの時代へ

1981年アメリカ。

24時間ミュージックビデオを放送する音楽専門チャンネル「MTV」の放送が開始される。

これにより音楽のプロモーションが、ラジオ主体から映像主体へと移り変わり、1980年代の「MVの黄金時代」が築かれる。

特にマイケルジャクソンのスリラーのMVがTVで放映されると、一気にこの文化が大衆に普及した。


Michael Jackson – Thriller (Official Video)

この文化は日本、韓国にも影響を与える

日本のアイドル文化

1970年代日本。

1971年に放映を開始した伝説のオーディション番組「スター誕生」から、「山口百恵」「ピンクレディー」などの多くのスターが排出。

しかし1970年代後半を支えたスターが相次いで引退する。

→1980年代初頭より、「松田聖子」「近藤真彦」「少年隊」「光GENJI」などが相次いで登場し、アイドル文化を彩る。

→歌手のサウンドに加え、「ビジュアル」が強調される

韓国初のアイドルグループの誕生

80年代周辺の日本のアイドル文化は、韓国の若者にも人気を集めていた。

(当時韓国では日本のポップミュージックの輸入が禁止されていたが、海賊盤のテープが若者の間で盛んに流通)

当時経済的に活気が出ていた韓国では、日本と同じように歌だけでなくパフォーマンスを見せる歌手が次々登場。

1987年に、日本の「アイドル文化」を模倣する形で、男性3人組グループ「ソバンチャ(소방차)」がデビューし、若者の人気を集める。

→当時の韓国アイドルには、日本のアイドル文化の色が強く表れていた。

日本アイドルの影響を受ける文化は1970〜80年代に盛んになり、ソバンチャの時代に勢いが頂点になるが、徐々にその慣例は消えていくことに。

(インターネットの普及や日本文化の輸入許可が進んだことで、韓国の若者が日本のアイドル文化に自由に触れられるようになった)

소방차


[1988] 소방차 – 어젯밤 이야기 (응답하라 1988 삽입곡)

音楽の転換期へ

90年代付近、韓国の音楽産業界は、海外の音楽の国内普及に危機感を覚えていた。

→国内音楽市場の開拓が課題とされた。

大衆も、徐々に「より完成度の高い」アイドルを求めるようになっていた。

そんな中、「韓国初の女性ソロアイドル」と呼ばれる「キム・ワンソン」が「完成度の高いダンスと音楽」でトップミュージシャンの座に躍り出る。


[1987] 김완선 – 리듬속에 그 춤을 (응답하라 1988 삽입곡)

・デビュー前からのトレーニング

・プロデューサーによる音楽制作

・完成度の高いパフォーマンス

その活動は、現在のKPOPアイドルの原形とも言えるものだった。

ブラックミュージック

90年代アメリカでは、

「ラップ」「ヒップホップ」が一気に音楽の主要ジャンルとして扱われるようになる。

→音楽の転換期にあった韓国のミュージシャンはいち早くこれに反応し、ヒップホップ要素を取り入れていく。

韓国語ラップの導入

1992年、「ソテジワアイドゥル」がメジャーデビュー


Seo Taiji&Boys – Come Back Home, 서태지와 아이들 – 컴백홈, MBC Top Music 19951124

この頃にデビューした韓国グループが、初めて「韓国ラップ」を大衆音楽の中に取り入れる。

バラードやトロット(演歌)が主流であった韓国歌謡界に革命をもたらし、現在の「K-POP」に繋がる重要な役割を果たした。

(1996年、「ソテジワアイドゥル」は解散)

→メンバーだった「ヤン・ヒョンソク」と「イ・ジュノ」はプロデューサー業へ転身

→ヤン・ヒョンソクが「YGエンターテイメント」を設立

三大事務所

90年代半ば

→事務所に所属する複数のミュージシャンを統括するシステムが実現

SMエンターテイメント

1989年、「イ・スマン」によってSM企画が設立。

1995年、「SMエンターテイメント」が誕生。

イ・スマンはSM企画として1990年、「ヒョン・ジニョン」をデビューさせるも、本人の麻薬使用などの騒ぎに巻き込まれ、大きく痛手を負う。

→その後、アメリカのティーンアイドル、日本のジャニーズのマネジメント(練習生をトレーニングする)を参考にして、1996年「H.O.T」をデビューさせる。


H.O.T – We are the future, HOT – 위 아더 퓨처, MBC Top Music 19971122

→瞬く間にティーンの爆発的人気を集める。

→ シンクロダンスを意味する刀群舞(カルグンム)という用語もこの時期に使われ始めた。

KPOP第一世代の誕生

H.O.Tのデビュー以降も様々なグループが誕生した。

1997年デビュー

【Sechs Kiss】


Sechs Kies – Chivalry, 젝스키스 – 기사도, MBC Top Music 19980110

【S.E.S.】


S.E.S – I’m your girl, MBC Top Music 19980110

1998年デビュー

Fin.K.L


Fin.K.L – Eternal love, 핑클 – 영원한 사랑, Music Camp 19990529

【神話】


[STAR ZOOM IN] SHINHWA – Perfect Man(퍼펙트맨) 170103 EP.159

1999年デビュー

【god】


god – Sorrow, 지오디 – 애수, Music Camp 20000226

また、1996年

【SMエンターテイメント】(イ・スマン)

【YGエンターテイメント】(ヤン・ヒョンソク)

【JYPエンターテイメント】(パク・ジニョン)

の【三大事務所】体制が誕生した年でもあった。

(第2章へつづく)

K‐POPアイドルの主な歴史とそのルーツをまとめてみた【2】

 

K-POPをもっと深く知りたい方はこちらをどうぞ

KPOPの歴史をまとめる際、こちらの本をかなり参照させていただきました。

K-POPに関してもっと深い話を知りたいと言う方はぜひ、下記の本をお手に取ってみてください。

つぎからK-POPを聴く時に視野が新しくなると思います。

(自分はこの本のおかげで「東方神起」以前のKPOPアイドルを知ることができました。ソテジ⦅ソテジワアイドゥルのリーダー⦆とBTSがコラボした時は胸熱でした)

(著者は、北海道大学のキム・ソンミン教授

ソテジ × BTS