韓国の主な「アイドル」「KPOP」の歴史のまとめです。
・KPOPの主な歴代グループ
・KPOPのルーツ
2・「K-POP」ブームとグローバル化
(2000~2012)
「K-POPブーム」とグローバル化
【BoA】
BoA(Feat.SHINee Tae-min) - Only One, 보아(Feat.SHINee 태민) - 온리원, Music Core 20120825
1998年、SMエンターテイメントが海外進出を開始。
SMエンターテイメントの元で3年にわたるトレーニングを受け、万全の準備を終えたのち「BoA」が2000年に韓国でデビューし、翌年に日本デビューを果たす。
→チョー・ヨンピルなどの日本で活躍した歌謡歌手以来、新しい形で日本でのK-POPブームの道を開く。
【東方神起】
TVXQ - Mirotic, 동방신기 - 주문, Music Core 20081025
2004年に東方神起が韓国でデビューし、2005年に日本でデビューする。
→より世界にK-POPの存在をアピール。
→KPOPスターとして初の「日本5大ドームツアー」を実現
→BoAらと共に、彼らの活躍は冷え込む日韓関係の中での後輩の活動を支える軸となり、KPOPの「型」を築いた。
事務所システムの課題が浮き上がる
韓国の音楽産業は発展してきたが、アーティストの自由と権利を尊重する意識が育っていなかった。
→不均衡なマネジメントシステムの中でデビューを目指す練習生は、契約の不利な内容を受け入れざるを得なかった。
→練習生に投資した金額をアーティストの利益から回収しなければ、会社の存続に関わるという葛藤も存在する。
2009年、東方神起のメンバー3人がSMエンタに訴訟を起こし、SMと決別することに。
→徐々にシステムは見直されているが、まだ時間がかかる。
(東方神起は、2011年より「ユンホ」「チャンミン」の2人体制で再始動する)
TVXQ - Keep your head down, 동방신기 - 왜, Music Core 20110129
KPOPのグローバル化
2000年代半ば
デジタル音楽の時代が到来する。
2003年、スティーブ・ジョブズが「iTunes」と「iPod」発表。
2005年に動画共有サービス「YouTube」開始
2006、グーグルがYouTubeを買収)
→韓国はこのデジタルの時代に素早く反応した。
→iTunes、YouTubeを積極的に活用。
→MVだけではなく「練習風景」などの製作過程も公開。
YouTube戦略の結果
「PSY」のカンナムスタイルの動画が一気に拡散。
PSY - GANGNAM STYLE(강남스타일) M/V
「少女時代」の「Gee」のMVが、2012年にアメリカだけで7400万再生を記録。
Girls' Generation 소녀시대 'Gee' MV
グローバル化の象徴
KPOPは、「流行を取り入れる」存在から、「流行を作り出す」存在へと変化していった。
→その象徴的な人物が「G-DRAGON」
G-DRAGON is All For Seoul | Nike
(第3章へつづく)
K-POPアイドルの主な歴史とそのルーツをまとめてみた【3】
K-POPをもっと深く知りたい方はこちらをどうぞ
(著者は、北海道大学のキム・ソンミン教授)