SNSを使ってスカウトされる方法【韓国芸能事務所】

SNSを使ったスカウトがあると聞き、少しでも韓国アイドルになるチャンスを掴むためにSNSをやりたい。

でも、どのように運用していけばいいのだろう、、、

このような疑問に答える内容です。

記事の内容

  • SNSを使ってスカウトされる方法【韓国芸能事務所】
  • ライバルより一歩先に出る自己アピール方法

想定読者

アイドルになりたい10〜20代の若者
SNSを使った自己アピールをしたい人


SNSを使ってスカウトされる方法【韓国芸能事務所】

前提・SNSスカウトの時代背景

SNSをきっかけに発掘されたスターは、今や珍しい存在ではなくなっています。

SMエンターテイメントのK-POPグループ「aespa」の例

GISELLE(ジゼル)は「オーディションを受けて合格した」と話し、KARINA(カリナ)は「会社に入る前にSNSを活発にしていたのだが、DM(ダイレクトメッセージ)でキャスティングオファーを受けた」と明かし、「わたしも詐欺だと思った」と語った。

出典:ワウコリア

菅原小春(ダンサー)

「私のダンスの動画を見せたところ、彼らは『これ、YouTubeにアップしなよ!』と言ってきた。そして軽い気持ちでアップしたところ、仲間の友達や、そのまた友達がシェアしてくれて、気がついたらfacebookに韓国の2NE1や少女時代のエージェンシーから連絡がきたというのが始まりです。また、海外のダンススクールからワークショップで教えて欲しいという依頼が来るようになったり、一緒にイベントをオーガナイズしないかと誘われたり、動画がきっかけで様々なチャンスが訪れてきました」

「今は、自分を発信する方法にも選択肢が増えてきたので、コンテストに出て優勝してメジャーになる、といったお決まりの道がすべてという時代ではなくなってきていると思います」

出典:VOGUE 

その他の例

  • TWICEモモ→YouTubeのダンス動画をきっかけにスカウト
  • MOMOLANDジュイ→instagramの自撮り投稿をきっかけにスカウト
  • NCTショウタロウ→デビュー前はダンス動画で人気のSNSインフルエンサーだった

上記の内容からも、韓国の芸能事務所がSNSを使った人材のスカウトを活発に行っていることが伺えます。

「強みが明確な人材を迅速に採用したい!」という企業にとって、SNSで人材をサーチするのは不可欠でしょう。

主流になっていく「我慢しない」働き方

「1つの会社に入って定年まで働く」という人生観は、あくまで選択肢の一つとなりました。

現在は、欧米を中心に「自分がその仕事で輝けるかどうか」「自分の強みが活用されているか」が重視されています。

アジアの企業も徐々にその傾向を強めています。

なので、マッチングした仕事が合わなければ何回でもポジションを変えるのは普通のことになっていくでしょう。

自分の強みを意識することが大事

事務所から移籍したり、個人事務所を持つK-POPアーティストは以前より増えています。

日本でも、ジャニーズなどのアイドルが方向性の違いで脱退するのはよく見られる光景となりました。

これも、「我慢せず、より自分が輝ける場所を選ぶ」という世相の現れかもしれません。
  • 元2NE1のCL(YGエンタから離れアメリカで音楽活動)
  • カン・ダニエル、Ailee、元SISTARヒョリンなど(個人事務所を設立)
  • ペク・イェリン(JYPから独立。個人レーベルを持つ)

例えばK-POPグループのGOT7は、2021年にJYPを離れ、それぞれの移籍先で多様な活動をしています。

・SNSによるチャンスの増大

・自分の強みを意識してキャリアを形成する風潮

こういった時代背景からも、SNSでの発信は、「自分の強みをはっきりさせる練習」としても重要になっています。

SNSでスカウトされるなんて、ごくわずかの人だし、別にやらなくていいよ

こう思っていたら、もしかするとチャンスを失ってしまうかもしれません。

スカウトされる方法①景気の良い業界に乗っかる

良い出会いやチャンスは、景気の良いところに集まる傾向があります。

TikTok、 YouTube、instaglamなどの巨大なSNSや人気コンテンツに乗っかっていくのはいい戦略になるでしょう。

誰が見ているかわかりませんので、SNSは全部やったほうが得られるチャンスは大きくなります。

そういう意味では、K-POP業界は巨大な業界なので、乗っかれば発信力を強化できます。

例えば、K-POPアイドルの完コピ動画です。

K-POPダンスという人気コンテンツに乗っかって発信することで、自分のダンスを多くの人に見てもらいやすいというわけです。

ポイント

人気コンテンツや巨大なSNSに乗っかって、多くの人の目に留まるようにアピールする。

スカウトされる方法②スキル、強み、経験を明確にする

SNSでスカウトされるためには、自分の持っているスキル、強み、経験を明確にしておくことが重要です。

自分の強みや経験、スキルがわからなければ、企業が人材を探す際にマッチングができないからです。

どんなに些細なことでも良いので、一度下記の項目をリスト化してみてはいかがでしょうか。

強み分析の参考項目

  • 強みが発揮されるポジション(営業、経営、開発、裏方など)
  • 情熱を持てるもの(K-POP好き、ダンスが趣味など)
  • 持っているスキル(英検1級、韓国語が喋れる、資格、免許、など)
  • 経験(海外移住経験、結婚経験、習い事など)
  • 他人から褒められる強み(リーダーシップ、コミュ力、補佐能力、企画型、冷静さ、忍耐力、情報収集、ルックス、協調性など)

これらを参考にして、自分にタグをつけていくと分析しやすいです。

これらのタグの「組み合わせ」によって、一気に自分の勝てる領域が見えてくることもあります。

スカウトされる方法③差別化でレアな人材になる

自分の強み、経験、スキルを組み合わせれば、自分の武器を明確にできます。

1万人に1人のスキルを3つ身に付けると、100万人に一人の存在になれます。

例えば、K-POPアーティストの踊ってみた動画をアップしたとします。

でも、他にも踊ってみた動画をアップしているライバルは多いので、普通では埋もれてしまいます。

しかし、「踊ってみた」というコンテンツを他の強みと掛け合わせると、一気にライバルのいないポジションを開拓できるのです。

タグの組み合わせで差別化する例

  • お笑い×ダンス
  • アニメ×ダンス
  • K-POP×英語
  • K-POP×ピアノ(楽器)

(ライバルを減らすことが人材価値を高めるコツ)

参考:「踊ってみた」×「農家」を掛け合わせて動画が拡散されたダンサーの方

参考2:「K-POP」×「和訳力」の掛け合わせで人気の動画チャンネル

スカウトされる方法④「この人はこういう人だ」と認識してもらう(発信する)

自分の強みやポジションが明確になったら、それをSNSで発信していきます。

大事なのは、「何ができる人なのか」が明確に伝わることです。

SNSというのは、本当に誰が見ているかわかりません。

「あ、そういえばSNSにこういう人いるから、仕事頼んでみよう」という感じでいきなり仕事が回ってくることもあります。

「この人にしかないものを持っている!」という唯一無二の強みが明確だからスカウトされるわけです。

例えば、ビジュアルが強みなのであればインスタに自撮りを上げるというのが戦略になるでしょうし、ダンスの表現力が強みなら「踊ってみた動画」を発信するのが戦略になるでしょう。

スカウトされる方法⑤逆算思考で動く

自分って、あんまり得意なこともないし、経験も少ない、、

こういう場合は、SNSだけではなく、経験を増やしスキルを伸ばしていくことも重要になります。

「スカウトされる」というのはスターになるための過程の1つなので、スカウトだけにこだわらず「スターになるにはどうすればいいか」を明確にしながら動くことが重要です。

ゴール・「スターになる」

  • 「そのためにK-POPアイドルを目指そう」
  • 「そのために、SNS発信でフォロワーを増やした方がいいな」
  • 「海外留学で韓国語も経験しておこう」
  • 「リズム感が自分の強みだから、楽器やラップを練習しておこう」
  • 「ダンスも習ってオーディション慣れしておこう」
  • 「アイドルを辞めた後の人生も考慮して、高校は出ておこう」
  • 「というか、まずはSNSをやめて実力磨きに専念すべきだな」

このような感じで、戦略的にキャリアを形成していきます。

スカウトされる方法⑥他人の評価を参考にする

発信に対する周りの人の反応を参考にすることで、「自分が必要とされる人材かどうか」をある程度判断することができます。

あなたの才能を他人が高く評価してくれること。

それはつまり「あなたを必要とするファンができる」ということになります。

どんなスターも、ファンがいなければ存在は成立しません。

SNSで発信をしても全く手応えがないなら、「自分には何が足りないんだろう」と一度分析する必要があるかもしれません。

SNSスカウトの注意点

下記では、SNSスカウトにおける注意点を記載しています。

スカウトのDMが来たら、まずは「これは詐欺だ」と疑う

SNSスカウトが増える中、なりすましスカウト詐欺が行われているのも事実です。

早くアイドルになりたいと焦っている時ほど、「これは詐欺かもしれない」と疑うことをせず、飛びついてしまいやすいので注意が必要です。

とりあえず、両親と連絡をとりたがらない業者などは怪しいのでスルーしてもいいでしょう。

周りに流されず、自分軸を持つ

SNSは、いいねの数、フォロワーの数が露骨に現れる世界です。

そのため、他人との比較による嫉妬や承認欲求に囚われやすいというデメリットもあります。

ですので、「自分はどうなりたいのか」という自分の基準をしっかり持ちながら行動していくことが重要になります。

他人と比べてダメなところがあっても、自分の決めた目標が達成できればそれでいいのではないでしょうか。

SNSはあくまでツールの1つなので、場合によっては「SNSを消してスキルアップに集中する」という選択肢があっても不思議ではありません

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