【学問の神様もやってた】音読、いいこと尽くし【科学的効果とコツ】

音読って本当に効果あるの?

こういった疑問に答えます。

記事の内容

  • 音読に効果がある科学的理由
  • 音読の効果を高めるためのコツ
  • 音読に効果はあるのか検証してみた

この記事を書いている自分自身、脳トレに興味があり今まで通算100時間以上音読しています。その感想もお伝えしていきます。

音読の効果とその科学的理由

音読とは、新聞や本に書いていることを声に出して読み上げることです。

音読すると具体的にどんなメリットがあるのかをみていきましょう。

  • コミュ力が上がる
  • 自制心が高まる
  • 不安やストレスが緩和される

コミュ力が上がる

音読をすると、人とコミュニケーションする力がアップします。

なぜなら、前頭葉が鍛えられるからです。

前頭葉は、入力された情報を処理して適切な返答を導き出す場所。まさにコミュ力に直結する器官と言えます。

脳科学の権威である川島隆太教授の研究チームによると、文章を声に出して読んでいるときに前頭葉を中心とする脳の広範囲が活性化されることがわかっています。

他にも自閉症児のコミュニケーション能力の改善など、科学的に音読には効果があると考えられているようです。

音読で前頭葉が鍛えられる仕組みとは

人間は2種類の言語表現を持っています。

一つは、「耳で聞いて口で喋る」というパターン。(音情報)

そしてもう一つは、「文字を目で見て、手で文字を書く」というパターンです。(文字情報)

音読が脳を活性化させるのは、「文字を目で見て、口で喋る」という2つのシステムを使っているからです。

つまり、音読は文字情報と音情報を同時に処理するので、2種類の活動で脳を刺激することができます。

黙読や会話が脳の部分運動なら、音読は脳の全体運動ということになります。

自制心が高まる

音読をすることによって前頭葉が鍛えられると、結果的に自制心も向上していきます。

前頭葉には、

  • 行動の抑制
  • コミュニケーション
  • 感情のコントロール
  • 記憶のコントロール
  • 集中力

など、人間にとって重要すぎる働きが集中しています。

「人と会話が噛み合わない」「すぐキレてしまう」「集中できない」といった悩みは、前頭葉の衰えによって引き起こされています。

前頭葉を効果的に鍛えることができれば、上記のような悩みの改善が可能になるはずです。

不安感やストレスが緩和される

嬉しいことに、音読すると脳内でセロトニンが分泌され、ストレスが軽減されることがわかっています。

セロトニンとは精神の安定などに関わる重要な物質で、これが欠乏すると不安障害や鬱の原因になることがあります。

音読の効果を高めるためのコツ

上記で解説した音読効果を高めるための具体的な方法論をお伝えします。

  • 朝イチにやる
  • 毎日やる
  • 他の脳トレも並行する
  • 高速で読んでみる

朝イチにやる

音読をするなら、脳が一番元気な起きた直後(朝)にやらないと、眠くなったり面倒になって続かないです。(体験談)

また、朝に音読をすることで気分をスッキリさせ、1日のパフォーマンスを高める効果も期待できます。

コラム・音読は1日どのくらいやるべきか

川島隆太教授の見解では、1日10〜20分くらいがいいそうです。

1日に何時間も音読をする人もいるし、その方が効果はあるかもですが、1日10分集中的にやっても効果はあります。

毎日やる

音読はできるなら毎日のルーティンに組み込んだ方がいいです。

子供の頃と比べ歳を取っていくと、脳はよほどのことでは変化しなくなっていきます。

大人が脳のネットワークを変化させるためにはとにかく回数をこなす必要が出てくるので、単純に毎日やった方がいいということになります。

他の脳トレも並行する

普段からストレスを溜めたり脳に悪い習慣を持っていると、音読をしても結局は無駄になってしまう恐れがあります。

なので、できれば音読だけではなくて生活全般を見直して脳にいい習慣を取り入れていく必要があります。

脳を活性化させる習慣の例

  • 有酸素運動
  • 瞑想
  • 筋トレ
  • 腸内環境改善
  • 断食
  • デジタル断食
特に瞑想・音読・有酸素運動の3つを並行すれば脳の活性化に絶大な効果が期待できます。

この3つに関してはどれも科学的に高い効果が実証されており、やらない理由がないです。

特に瞑想は自分もやっているんですが、瞑想をした日は「あ、今日は集中力が高いな」と実感できるほど効果があります。

参考書籍

高速で読んでみる

川島隆太教授は、できるだけ早く本を音読することが頭の回転を上げるとの見解を示しています。

音読の効果を得るためには、高速で情報処理するために脳に負荷をかけるのが大事になります。

読む本はなんでもいい

音読用に読む本は、新聞・雑誌、小説、ビジネス書、なんでも大丈夫です。

(強いて言えば、毎日新鮮な情報が入ってくる新聞がいいかもしれません)

脳を鍛える本質は、「文章を声に出して読む」というところにあります。

音読の効果を享受していた偉人たち

偉人は音読で脳を鍛えていた。もしくは学業に取り入れていたという情報がたくさんあります。

学問の神様である菅原道真は、音読と書き抜き(写経)で脳を鍛えていました。

ドイツの考古学者ハインリヒ・シュリーマンは、大量に音読をし、作文を書くことで15か国の言語を習得しました。

「同時通訳の神」の異名を持つ國弘正雄さんは、ひたすら英語の「音読」と「筆写」をすることで動作記憶に訴え英語を極めていました。

このように、音読によって偉業を成し遂げた偉人のエピソードは多いです。

また、アインシュタイン、フロイト、アドラーなどの偉人や世界のノーベル賞受賞者の20%、マークザッカーバーグなどの優秀な経営者がみなユダヤ人ですが、

それはユダヤ教の価値観自体が生涯学ぶことを重視するものであり、「体を動かしながら読み書きをする」という伝統教育の影響もあると考えられています。

音読に効果はあるのか検証してみた

この記事を書いている自分は通算100時間以上音読しています。

それを実行して感じた効果は下記のとおり。

  • 滑舌が良くなる
  • 声を出すことが楽しくなってきた

滑舌が良くなる

これは本当に効果を感じています。

音読をする前の自分はよくタンが喉に絡まり、話しかけられても口ごもることが多かったのですが、

朝10分の音読を習慣にしたところ、噛むことなくスラスラと返答したり文字を読めるようになりました。

あとこれはどうでもいいですが、カラオケでラップが歌いやすくなりました。

声にコンプレックスがある人ならやってみるべきです。1日10分でもだいぶ変わると思います。

コラム・早さの限界を極めたラッパー

世の中には、あり得ないほどの早口をかます人が存在します。

とりあえず下記のラップを聞いてみてください。引くほど早いです。

Outsiderのラップ

人間、本気出せばここまでいけてしまうのですね。

この方は韓国の代表的なラッパーですが、普段から新聞を早口で読むトレーニングをしているらしいです。

Outsider(ラッパー)

 

「コツと言ったら何よりも練習です。正確な発音でラップをするために、同じ歌詞(セリフ)をアクセントの違う言い方をいくつか、1日に10~15時間くらい練習します。秘訣はとにかく練習です!」

 

出典・https://k-plaza.com/2020/03/outsider-3.html

あと、ラップがうまい人はコミュ力も高い傾向がある気がします。

まあこれは根拠のない推測ですが。

声を出すことが楽しくなってきた

セロトニンの効果でしょうか。音読をすると気分が良くなることは間違いないです。

筆者の音読環境

自分の今の音読環境はこんな感じです。

>>KAPEO Mini 3D ステッパー

朝起きて歯磨きと3分の瞑想を終えたら、ステッパーの上で10分音読するのがルーティンになっています。

最も効果を期待する「コミュ力が上がる」という効果は100時間の時点でまだ感じていませんが、それでも続けていこうと思います。

真の効果を検証するためには累計1000時間くらいはやってみないとですね。

まとめ

「音読する」「書く」「歩く」

これらはどれも現代人に失われている部分です。

現代人は、上記のような習慣を持つ人が少なくなり、自分の頭を使わずにスマホばかりみるようになってしまっており、

これではますます脳が衰えてコミュ障化が進むと考えられます。

無気力になっていたりコミュ障で苦しんでいる人は、ほぼ間違いなく前頭葉が衰えているはずなので、今回紹介した脳トレを誠実にやることで人間力を高めることができるでしょう。

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