努力できない人が努力できる人になる方法

「全然努力できない人」がいる一方で、世の中には「努力して成果を出している人」もいます。

「叶えたい理想があるのにいつも怠けてしまう、、、」

「努力できる人とできない人を分けているものは一体何なんだろう、、」

こういった悩みを持つ人も多いでしょう。

この記事は、その悩みを解決するべく作られました。

早速内容に入ります。

1.「努力できない」原因は親からの影響だった?


まず、「努力できない」というのは、幼少期からの不健全な親子関係が影響していることが多いという話をしておかなければなりません。

ここが「努力できない」を解決する上で重要な知識となるからです。

  • 「100点をとらないと褒めてやらない」と、親がありのままの自分を認めてくれなかった
  • 親の希望通りの行動をしないと失望され、見放された
  • 「勉強しなさい」など、親に何かを強制するような言葉を言われてきた

こういった態度をとる親に育てられると、「親に怒られたくないから」という理由で、子供は「いい子」を演じるようになるのです。

夢を語ると、否定される。それが続くと、「ああ、どうせ言ってもまた怒られるんだろうな、、」と学習してしまい、次第に夢も語らなくなり、他人の顔色を伺いながら嫌われないように振る舞うのがクセになる。

このように、親のエゴに振り回された結果、「努力できない子供」が形成されることもあるのです。

なぜなら、「他人に嫌われる自分には価値がないんだ」という価値観を形成してしまうからです。

他人に嫌われたり恥をかくのを過剰に恐れるようになるので、自分の夢よりも、人目を気にして嫌われないことを優先してしまうわけです。

ではどうすればいいか?

まずはここを解決する習慣をご紹介します。

「かまってちゃん思考」から抜け出す習慣

理想を追うために努力を継続するためには、「恥をかいて失敗してもいいから一歩踏み出す」という勇気が求められます。

「自分は完璧にはなれない」ことを受け入れ、「それでもベストを尽くす」という思考を手に入れるのです。

それと正反対なのが、下記のような「かまってちゃん思考」です。

  • 「大丈夫?」と言ってもらいたくて、可哀想な自分を演出する。しかし、目的は特別扱いなので悩みを解決する気はない
  • 自分の非を認められず、責任転嫁をする
  • 恥をかき、他人に嫌われることを異様に恐れている
  • 自分が絶対に正しいと信じて疑わない
  • 求めていない親切を押しつけ、見返りがないと失望し、怒る
  • ブランド品や権威の力を借りて自分を大きく見せる
  • 夢を語るが実行が伴わない(夢を語るところで満足する)
  • SNSやリアルの場面での自慢が多い(逆に、人の目を気にしすぎて自分を出せない)           
  • 他人がいつも自分のことを見ている気がして、落ち着かない

ここで「自慢する人は自分に自信があるからなんじゃないの?」と思われた方もいるかもしれませんが、自慢による優越感は、簡単に劣等感へと変わってしまうものです。

自慢をして優越感に浸っていても、自分よりも強くて優秀な人に囲まれれば一気に自信を失い、努力を継続できなくなるでしょう。

そして、「かまってちゃん思考」を持っているのは「自己中心的すぎる人」に該当します。そもそもなんでこうなるの?という話ですが、それは

一言で言うと「ありのままの自分を愛せていない」からです。言い換えれば、自尊心が低いからです。元凶はほとんどここにあると言えるでしょう。

「100点とったら褒めてやる」という教育が影響していることが多いのですが、「100点の自分しか愛せない」からこそ、失敗を避けるようになるし、人の目を気にし、欠点のある自分を憎み、もしくは欠点を受け入れずに尊大な態度をとり、その思考習慣は最悪の場合うつや自傷行為にまで発展してしまうのです。

さらに、この思考は敵を作りやすいので、無用な嫉妬や他人に対する不信感、恐怖感にもつながっていくでしょう。

では、この「かまってちゃん思考」から抜け出すための習慣を下記で紹介します。

習慣①見返りを求めない

努力できる人になるための一つ目の習慣は、日常生活の中で見返りを求めないことです。

なぜこの習慣が大事かというと、「褒められたいから」「見返りが欲しいから」という動機で行動すると、それは見返りに縛られることにつながるからです。

つまり、他人に褒められないと努力できないようになってしまうのです。

見返りありきで努力すると、見返りがなかった時に

「こんなにしてあげたのにお礼の一言もない!」
「こんなに頑張ったのに認めてくれない!」
「挨拶したのに無視された!」

と、努力が嫌になりますよね。

それに、自分にコントロールできないものに執着すると、無用な悩みを増やしてしまうことになります。

思い通りの完璧な自分にしがみつく人生は苦しくなります。

ですから、見返りを意識せず「自分が楽しいから」「感謝したいから」「貢献したいから」といった、自分の本心から出てくる感情をベースに行動することが重要になります。

「他人に見られてるから」という、打算や取引で行動するのではありません。

他人を尊重し、謙虚になり、勝ち負けを意識せず、見返りを求めず、ただ自分の中で完結する満足感を実感するために努力するのです。

  • 「自分は役に立っている」と実感したいから、善行をする
  • 自分がやりたくて楽しいから、努力をする
  • 掃除や家事などを、人知れず黙って行う
  • 感謝の心があるから、お礼を言う

他人に褒められても褒められなくても、黙ってすべきことを実行するのです。

「褒められたい」というエゴが出てきたなら、自分の存在すら忘れるほど目の前の作業に没頭して雑念を消すことが重要です。

(自分が努力していることは、自分がわかっていればいい)

なので、SNSなどで「頑張ります!」と宣言するのもやめておいた方がいいでしょう。それは「努力を認めて欲しい」という、孤独に耐えられないエゴによる取引です。

この習慣が定着してくると、自分の価値を他人の評価に依存させることはなくなっていきます。

人は習慣が変われば思考回路も変わります。

【陰徳陽報(いんとくようほう)】

「見返りが欲しい」「自分を大きく見せたい」「努力したことを言いたい」。

このような欲望が浮かぶ隙もないほどやるべき作業と一体化し、一言も喋らずに黙って努力して場を去っていく。

誰がみてもわかる美しい花(陽報)は、誰にも知られない夢中の努力(陰徳)から生まれる。

「何かをもらうために与えるのではありません。

与える事自体がこの世で一番の喜びなのです」

エーリッヒ・フロム(心理学者)

習慣②言行を一致させる

自尊心を回復させるためには、言葉と行動を一致させる必要があります。

なぜなら、自己欺瞞には麻薬のような依存性があるからです。

例えば、「夢があります」と言うと、それだけで周りの人から「すごいですね」と言われて承認欲求を満たせてしまう。

未来への不安に襲われた時に自己啓発本や名言を読むと、それだけで妙に満足できてしまう。

何も努力していないのに、簡単にある程度の満足感を得られてしまう。それでまた、その満足感を求めて同じことを繰り返し、どんどん努力ができなくなっていく。

このように、「夢を語るだけ」というのは、薬の効果が切れてきたら不安になり、また薬に頼ってしまう麻薬中毒のような危険性があるのです。

そして、「努力しています」という人が、裏ではサボりまくっていたらどうでしょう。誠実そうな人が、裏では悪口を言っていたらどうでしょう。他の人にはバレないかもしれない。しかし、自分にはバレています。

嘘を言うたびに、「自分は不誠実な人間だ」という暗示を自分にかけていることになる。

ですので、

  • 言ったことは絶対にやる
  • やらないことは絶対に言わない
  • 自己啓発は、それが必要で使う前提の時だけ活用する
  • 不安な気分をごまかす目的で自己啓発を見ない

こういった習慣を徹底することで、それが「誰に何を言われてもブレない自信」につながっていくでしょう。

なぜなら、心にやましいこと(隠し事・嘘)がないからです。

「努力によって作りえる最も重要な作品は

自身の人格である」

エーリッヒ・フロム(心理学者)

習慣③超常刺激から遠ざかる

基本的に、「楽して簡単に得られる報酬」は日常生活から排除した方がいいです。

なぜなら、脳が不調になって気力が低下するからです。

「楽して簡単に得られる報酬」とは、例えば下記のようなものです。

  • 意味のないネットサーフィン
  • ネットでアンチコメントを残す
  • スマホ、SNS
  • ジャンクフード 、加工食品
  • ポルノグラフィー
  • テレビ、ゲーム
  • ギャンブル

上で紹介したものはいずれも依存性が高く、体調にも悪影響を与えます。

このような、人をダメにするものを「超常刺激(超常刺激)」と言います。

こういうものは太古の昔には存在しないものでした。

だから人間には刺激が強すぎるわけです。ここ最近の技術によって生まれた刺激に、昔から身体の構造が変わっていない現代の人間は対応しきれてない。強すぎる刺激が与えられると、人は簡単に依存症になり無気力な人間になってしまうのです。

超常刺激に依存して狂ってしまった神経のネットワークを健全な状態に戻すためには、超常刺激からは距離を置かなければなりません。

「ゲームが生きがいなんだ!」という人なら問題ありませんが、「努力して人生を変えていきたい」と思っている人にとって、超常刺激は大敵です。

「じゃあどうやって遠ざけたらいいの?」という話ですが、いくつかの対策方法をご紹介しておきます。参考までにどうぞ。

  • スマホの通知は全てオフにし、1日に3回ほどしか通知を確認しない
  • 悪口を言う人との縁を切る
  • ジャンクフードの代わりとなる健康食品を用意する
  • スマホは基本使わず、通知はApple Watchで受け取る
  • スマホは基本的に「スマホ封印ボックス」に封印する
  • SNSは必要な時だけしか使わない
  • サイトをブロックするツールを使い、パソコンでSNSを使えないようにする
  • ゲーム機やテレビは捨てるか封印する

スマホを封印する詳細記事→

>>【人生が崩壊する前に】スマホを確実に封印する方法【成功率100%の箱】

パソコンに入れているアプリ(無料)(Mac限定)→

>>SelfControl 

超常刺激から脳を守るポイントは、「100%強制的に排除すること」です。

自分の意志力を信用しないでください。依存性の高いものは生活から強制的に遠ざけないと、依存してしまうのが人間です。

難しいかもしれませんが、「本気で人生変えたい!!」と思う方はここまでやらないとダメです。

何年も練習室にこもって下積みをするアイドルとか、寺にこもって修行する僧をイメージしてください。

彼らの環境には、余計なものがないとは思いませんか?

彼らも、身の回りに超常刺激の誘惑があったら、自分を磨くどころではなくなるでしょう。

努力できる人とできない人の差は、ほとんど環境の差なのです。

これが習慣になると、努力することが楽しくなってきて、体や心の不調も解消されていきます。

ただし、自分の作ったルールに縛られてはダメです。

努力は楽しむもの。

その意識がなければ、結局はストレスが溜まって本末転倒となります。

特に超常刺激を遠ざけなくても成果が出るなら、それもありです。

ちなみに、下記のスマホ封印ボックスは全人類が持つべき基本アイテムです。人生を変える箱といっても過言ではありません。

習慣④ありのままの自分を認める

次に紹介する習慣は、「ありのままを見る」ことです。

目の前の出来事に対して、「良い」「悪い」「正しい」「間違ってる」というジャッジをせず、ただそのままを見るのです。

例えば、「勉強がめんどくさいな〜」と思ったら、「あ、今自分は勉強をめんどくさいなと思っている」と、自分の考えを客観的に受け止めるというのが、ありのままを見るということです。

「勉強がめんどくさいと思う自分はダメ人間だ」などのジャッジをしないということです。

嫉妬心や劣等感、虚栄心などのネガティブな感情が出てきた場合でも、「それもまた自分だ」と、そう感じる自分をありのままに受け入れる。

とにかく、自分の感情や欠点をなかったことにしないのがポイントです。

「じゃあなんでこの習慣が大事なのか?」という話ですが、それは

起きてしまったことは変えられない。

しかし、それをどう感じるかは「自分の自由」だからです。

同じことが起きても、それをネガティブに捉える人も入れば前向きに考える人もいます。

多くの人は、感情の奴隷になっています。

嫌なことが起きれば絶望し、良いことが起きれば慢心する。

感情と自分が同化してしまっているのです。

努力を継続するには、絶望の中でこそ進まなければならない。

うまくいっている時でも天狗にならず謙虚でいなければならない。

失敗して恥をかいても、「それもまた自分だ」と受け入れなければならない。

だからこそ、この習慣が重要になります。

「物事を冷静に見る習慣」があれば、ネガティブなことが起こっても、その後にどう反応するかは自分で選ぶことができるのです。

「この辺をもっと深く知りたい」という方は、下記リンクの「心理セラピストのブログ」をご覧ください。

自尊心を高める方法についてプロから詳しく学ぶことができます。

>>大阪神戸の心理セラピー・カウンセリング Prado

習慣⑤欲望を克服する

人間は誰でも、地位や名声を得て「褒められたい欲」など、わがままな欲望を抱えているものです。

その欲は、克服する術を身に付けなければなりません。

なぜなら、人は欲望に支配されると簡単に道を踏み外すからです。

一時の欲に身を任せて身を滅ぼしてきた人は、これまでに一体どれほどいるのでしょう。

その欲を克服する方法は、自意識(エゴ)を消すことです。

仏教ではこれを「悟り」「心身脱落」(しんじんだつらく)と言います。

簡単に言うと、「目の前の作業と一体になる」のが、悟りです。

自然界をイメージしてください。

自然界の動植物は今を懸命に生きています。

見返りがなくても特に落ち込むこともなく、サボらず黙ってすべきことをして、時が来たら花を咲かせる。規則正しい。

人間もこの法則に従い、自然界の一部に溶け込んだかのように、日常の動作1つ1つと一体となり、自分を消し、徹底的に対象になりきること。

これができれば、結果は自然についてくるでしょう。

意識がそれたら、目の前の作業に没頭する。

また意識がそれたら、また目の前の作業に没頭し直す。

この繰り返しが、エゴを消す練習です。

2.適切な努力とは何か

「かまってちゃん思考から抜け出す方法」の解説は以上です。

この章からは、「正しい努力の方法」について解説していきます。

正しい戦略の立て方

まず、「正しい努力」とは何かを考えてみましょう。

そもそも、努力は「目的を達成するため」にあります。

なので、「正しい努力」とは、「しっかりと目標達成につながる行動」と言えるでしょう。

その「正しい努力」は、下記の通りです。

【正しい努力の方法】

1.なりたい自分(目標)を明確にする
(いい点を取りたい → 90点を取りたいなど具体的にする)

2.数値で現せるレベルの戦略を立て、「1日あたりの作業量」などを明確にする。
(いつまでに何をどれだけやるのか数値化する)
(何を捨て、何を諦めるのかも決める)

3.環境を作る
(環境から誘惑を排除)

逆に、間違った努力の方法は下記の通りです。

【間違った努力の方法】

1.目標設定が適切ではない
例(「成長したい」「幸せになりたい」など、目標に具体性がない)

2.戦略が適切ではない
例(英語を話せるようになりたくて、腕立てを100回やろうとする)

3.努力が目的になっている
例(ゴール設定のないマラソンを走り続ける)

  1. 適切な目標の設定
  2. 適切な戦略の立案
  3. 適切な努力量

この3つのどれが間違っていても結果は出ません。

目標が曖昧だったり、あまりにも非現実的なものだと実現はほぼ不可能です。

戦略がズレていれば、どれだけ努力しても結果を得ることはできません。

努力量が足りなければ、目標と戦略が適切でも目標は達成できません。

①適切な目標の設定

まず、目標設定は「今の自分が頑張ったら達成できそうな目標」に設定しましょう。

「ビッグになる!」「幸せになる!」だけだと、適切な目標とは言えません。

  • 「テストで90点を取る!」
  • 「体重を5Kg落とす!」
  • 「来年の3月1日までに試験に合格する!」

このくらい目標は具体的にしましょう。

そして、その目標は「頑張ったらできそうな水準」に設定するのが良いです。

なぜなら、人は「簡単すぎず、難しすぎないちょうど良い目標」に向かっているときに楽しいと感じやすいからです。

目標は難しすぎても簡単すぎても、継続が難しくなります。

②適切な戦略の立案

目標が決まったら、次はゴールから逆算した戦略を明確にします。

英語を話せるようになりたくて、腕立てを100回やっても英語を話せるようになりません。

テスト範囲を把握せずにがむしゃらに勉強しても、テスト勉強としては非効率です。

戦略を立てた時点で、目標を達成できるかどうかは半分決まっていると言っても過言ではありません。

  • 「1日あたりの作業量」
  • 「いつまでに、何を、どのくらいやるのか」

例えば1年後に英語を話せるようになりたいなら、どの教材を、1日にどのくらい進めれば良いのか。

テストで90点取るためには、何日前から、どの範囲の問題を、1日にどのくらい対策すれば良いのか。

ここまで具体的に戦略を立てていきます。

無計画に「今日は何しよっかな〜」と考えているようでは、努力が中途半端でグダグダになってしまうでしょう。

何をすべきかは最初にすべて洗い出し、「あとは実行するだけ」という状態に持っていく。

結果を出すためにはこれが大事です。

③適切な努力量

目標と戦略を決めたら、あとはもう実行するだけです。

この時点で、努力の継続を邪魔する超常刺激は環境から排除されていることが望ましいです。

誘惑のない環境じゃないと、努力を継続して目標を達成するのは困難だからです。

プロの努力量とは

参考までに、プロはどのくらい努力してるのか。という目安をご紹介しておきます。

よく言われるのは、何かのプロと言われる人は1万時間くらい努力しているということです。

1日10時間の作業を約3年くらいすれば1万時間に到達しますが、一般的にプロと言われている人は、実際にこれくらいの作業をこなしている場合が多いのです。

「1日18時間勉強してましたから、毎日。寝てるとき以外は勉強」

孫正義(経営者)

「特に起業する人には言っておきたいことです。他が週に50時間働くなら自分は100時間働く。そうすると会社としては、本来の2倍仕事量をこなせたことになります」

イーロン・マスク(実業家)

「3年を超える練習生時代。有名な事務所の練習生になれた喜びは束の間。1日の練習時間が10時間という日々が3年半。1万時間の練習と熾烈な競争をくぐり抜けなくてはいけませんでした」

ユノ(アーティスト/東方神起)

※参考
【1万時間(プロレベル)の努力量】

1日10分の作業→165年
1日1時間の作業→27年
1日3時間の作業→9年
1日5時間の作業→5年
1日8時間の作業→3.4年
1日10時間の作業→2.7年
1日15時間の作業→1.8年
1日20時間の作業→1.4年

1日1時間作業する人が27年かけてこなす努力量を、プロと言われる人たちは1~3年くらいでこなしていることが多いのです。

もちろん、努力時間が全てではありません。

しかし、プロがどのくらい努力しているかを知っておいても損はないでしょう。

結果を出すのはそんなに甘いものではないんだな。というのがわかるからです。

また、「そこそこのレベル(セミプロ)」になるのに必要な努力時間は1000時間だと言われています。

下記の表を参考にしてください。

【1000時間(セミプロレベル)の努力量】

1日10分の作業→16.5年
1日1時間の作業→2.7年
1日3時間の作業→約1年
1日5時間の作業→200日
1日8時間の作業→125日
1日10時間の作業→100日
1日15時間の作業→66日
1日20時間の作業→50日

※この数値はあくまでも目安です。「誰もが1万時間やらないとダメだ」というものではありません。

作業時間が全てではないですが、作業時間を増やせばそれだけ早く目標まで辿り着けるのも事実。

目標を達成するのは単なる遊びではない。多くの時間を捧げる覚悟が必要です。

3.努力逆転の法則を知っておこう

努力を継続する上では、「努力逆転の法則」を知っておくことが重要です。

これはエミール・クーエという人が発見した法則で、詳細は下記の通りです。

①意思と想像力が争えば必ず想像力が勝つ 。

②想像力は意思の力の二乗に比例する。

 ③意思と想像力が同調している場合、そこから生じる力量は、両者の和ではなく、積によってはかられる。

④ 想像力は誘導可能である。

つまり、意思では「努力したいな」と思っていても、「めんどくさい」などの意思と逆のことを想像すると、「めんどくさい」という想像が勝ってしまい、努力ができなくなるのです。

  • 「緊張しないようにしよう」と願うほど緊張がひどくなる
  • 眠れないときに「眠ろう」と意識するほど眠れなくなる
  • 病気を「絶対治すぞ!」と気合を入れるほど悪化する
  • 気合を入れれば入れるほど努力できなくなる

こういうことはいずれも、意思と想像が逆方向を向いているから起ってしまう現象です。

つまり、努力を努力と思ってない人ほど、成果を出せるのです。

・めちゃくちゃ歌がうまい人
・難関大学に合格した人
・楽器がうまく弾ける人
・英語がペラペラな人
・筋トレを続けて理想体型を手に入れた人

こういった「すごい人たち」は、努力を努力と思っておらず、楽しんで技術や仕事を極めているだけ。

努力することに、気合やモチベーションはいらなかったのです。

なので、もし努力逆転の罠にハマっている場合は、イメージから見直す必要があります。

「〜しなければならない」「〜すべきだ」というイメージを、

「〜したい」「〜したらいいことがある」と、前向きなイメージで置き換えましょう。

ネガティブなイメージをどうにかするのではなく、ネガティブなイメージはそのままにして、それとは別にポジティブなイメージを膨らませる感じです。

4.意志に頼らない習慣の力

努力を継続することに、気合やモチベーションは必要ありません。

習慣の力を使って、歯磨きをするように毎日自然に努力して自然に結果を出していきましょう。

下記で紹介するイフゼンプランニングを活用してください。

イフゼンプランニングとは、「Aが起きたらBをする」というのをあらかじめ決めておくことです。

これを使えば、自分のやるべきことができる確率が上がります。

  • 朝7時になったら、起きる
  • 椅子に座ったら、勉強する
  • イライラしたら、その場で腕立てをする
  • お腹が空いたら、ナッツを食べる
  • 水曜になったら、筋トレする

こんな感じで、「Aになったら、Bをする」というのをあらかじめ決めておくことで、意志の力に頼らずに条件反射でやりたい行動ができるようになります。

人間の脳は、「いつ、どこで、どういう状況で」という条件に反応するようになっています。

敵が現れたら逃げる。食べ物を見つけたら食べる。

人は「Aの時はBする」を脳に組み込んで条件反射で行動して進化してきているから、イフゼンプランニングは習慣づくりに有効なのです。

【人の行動に影響をあたえるもの】

・場所(どこにいるか)
・時間(何時何分か)
・心理状態(どんな気分か)
・他人(誰と関わっているか)
・直前の行動(何をしていたか)

上にあげた5つのトリガー(きっかけ)を活用して、「AのときはBする」というのを決めて行動を管理してみましょう。

5.集中力を確保しよう

こちらの章では、集中力を確保する習慣について紹介します。

多くの人は、「今日はどの服を着るか」「今日は何を食べようか」という決断を1日に何回もしています。

実は、たったこれだけの決断でも、脳は疲れてしまうのです。

1日に何時間も集中して努力できる人は、この「決定疲れ」をうまく回避し、集中力を節約する習慣を持っていることが多いです。

下記で、その習慣をいくつか紹介します。

長時間努力できる人がやっている習慣

①短時間集中を繰り返す

「今からぶっ続けで10時間やってやる!!」という根性では、とても集中力は保ちません。

長時間集中しているように見える人ほど、「短時間の集中」を1日の中で何回も繰り返し、こまめに休憩をとっていることが多いのです。

25分集中して、5分の小休憩。
これを4セットやったら、30分の休憩

こんな感じで作業することを「ポモドーロ・テクニック」と言います。

コツは、「もうちょっとできる」と思うところで休憩を挟むことです。

これにより、脳が疲れて作業が嫌になるのを防ぎ、短時間集中を何回も繰り返せるからです。

②着る服や食事を固定する

できれば、着る服や食事はあらかじめ固定しておいた方がいいでしょう。

「外出の時はこの服装」

「忙しい時はこの食事にする」

こういうことを最初に決めていれば、いちいち服や食事に悩むことがなくなります。

「あれもこれも選択肢がある、、」という状態でパニックになってしまったことは誰もがあると思いますが、選択肢がありすぎる迷いが脳を疲れさせ、人を「努力ができない無気力な状態」にさせるのです。

忙しい人ほど仕事をテキパキとこなしますが、これは短い時間でやることが絞られ、優先順位がはっきりして迷いがなくなっているからです。

だからこそ、「短時間集中」や「着る服の固定」などは大いに効果があるのです。

③何回も場所を移動する

同じ場所でずっと作業していると、脳が飽きてきて努力を投げ出す確率が上がってしまいます。

ですので、脳が退屈しないように、1日の中で複数の場所に移動して作業をすることが有効になります。

例えば、勉強しているならカフェに移動してみたり、床に座ってみたり机に座ってみたり。いろいろと場所やスタイルを変えていくわけです。

④誘惑のもとを排除する

努力を継続するためには、誘惑のもとを身の回りから全て排除するべきです。

「スマホに触りたいけど我慢しよう、、」など、脳の自制心を働かせると脳はすぐに疲弊してしまいます。

スマホの通知はすべてオフにし、できれば手の届かないところへ封印した方がいいでしょう。

ほかにも集中力を邪魔するものがあれば、それもすべて排除することが望ましいです。

とにかく、「我慢」や「義務感」を使わないことが大事です。

⑥休憩中は脳を休める

休憩中は、脳に情報を入れずに休ませた方がいいでしょう。

休憩中にYouTubeを見たりゲームをしたら、ほぼ確実にその日は動画を見たりゲームをして終わります。なぜなら、動画やゲームは中毒性が強いから。

動画などは、1日にやるべきことが終わってから見るのがおすすめです。

休憩は、目を閉じたりボーッとしたりして、集中力を回復させるためにあります。

ボーナス特典1.精神が強くなるヨガの教え

ボーナス特典として、すごいヨガの先生の教えをここにシェアします。

「中村天風」というヨガを初めて日本に持ち込んだ人の教えです。

大谷翔平選手もこの人の本を愛読し、精神を強くする方法を学んでいたと言います。

さっそく、その教えをみていきましょう。

本心良心に背くことはしない

これは、「言行一致」に似ている教えです。

心身を健康にするためには、本心が良心であることが大事。

つまり、心にやましい考えが起こる行動しないということです。

・誠実そうに見せて、陰で悪口を言う
・「頑張ります」と宣言するが、裏でサボっている

これらは本心良心に背く行動です。

こういった行動を取ると、精神の力は萎縮してしまうといいます。

心を積極的に

中村天風氏は、とにかく心を積極的にすることが大事と説きました。

状況が悪くても、心まで病ませる必要はないと。

なぜなら、心が消極的だと神経系統のバランスが崩れて健康が崩れるから。

人間が健康でいられるのは、神経系統がバランスよく働いてくれているから。

だからこそ、心の状態がとても大事というわけです。

観念要素の更改法

観念要素の更改法とは、心の奥にある潜在意識のゴミを片付ける方法です。

基本的に心が消極的な人の潜在意識は、マスコミや他人から受けたいろいろな「ネガティブな考え」が支配してしまっているといいます。

その汚れがたまった潜在意識をきれいにする方法は、「寝床に入ったときに楽しいこと(プラスのイメージ)を考える」ことです。

なぜなら、夜の寝際に考えたことは、ダイレクトに潜在意識に刻印されるからです。

普段使う言葉、取り入れる情報、寝る前に考えたことは、潜在意識に影響を与えます。

普段からネガティブなニュース、芸能人のスキャンダル、アンチコメントなどは見ない方がいいし、悪口などは言わない方がいい。

その方が、潜在意識がきれいになって神経系統のバランスも良好になっていくのです。

神経反射の調節法

神経反射の調節法とは、心に何か強いショックやネガティブな考えが浮かんだ時、その消極的な考えが神経に悪影響を与えないようにする方法のことです。

やり方は下記の通りです。

クンババカ(神経反射の調節法)

  • まず肛門を締める
  • おなかに力を込める
  • 肩の力を抜き、肩を落とす

この3つをするだけで、心のショックが、神経に影響を与えないようにできるといいます。

肛門を締めると、骨盤の「仙骨」に影響を与え、神経を安定させる効果があります。

ただ、これはショックを受けたらすぐにやらないといけません。

(ネガティブ思考が神経に悪影響を与える前に、神経を調節しなければ意味がない)

肉体と心の分離

肉体と心の分離とは、「心と身体を別々に考えろ」ということです。

例えば、お腹が痛くても、それを隣の人のことのように考えるわけです。

本体である心が、「あ〜今お腹が痛いんだな〜」と肉体を客観的に見つめる。

そのように分離して考えると、身体の不調は早く治るそうです。

身体の不調を自分のこととして気にしている時は、逆に治りが悪くなります。

心と身体を別々に考えているかいないかによって、受けるストレスは大きく変わってきます。

目の前のことに集中する

中村天風氏は、「人間は心が散っているほどダメなことはない」と言います。

なぜなら、いろんなことを考えすぎると精神病や神経衰弱になるからです。

100、1000もの雑念が頭の中をぐるぐるとループしていると心のまとまりが崩れ、ノイローゼになってしまうわけです。

人の話を聞く場面で余計なことを考えてしまったり、山のような仕事を抱えると何もできなくなったり。

だからこそ、「心身脱落」が大事です。

目の前の作業と一体化し、完全に一つのことに集中する習慣を身につけること。これが習慣になるとどんな複雑な仕事もパッパと片付けられるようになるといいます。

また、こういう習慣が身についている人は、「めんどくさい」と思うことがなくなり、やることなすこと全てが楽しみに変わっていくそうです。

詳細はこちらの本にあります。

中村天風「成功の実現」

ボーナス特典2.どうしても作業が面倒くさい時の必殺技

最後に、どうしても作業が面倒くさい時の必殺技を紹介して終わります。

それは「1mm行動法」というものです。

何かをめんどくさいと思ったら、1mmずつ動いてその作業に手を付ける方法です。

例(勉強がめんどくさい)

1.机を見る
2.椅子に座る
3.教科書を開く
4.問題を解く
5.気付いたら勉強している

例(布団から出るのがめんどくさい)

1.指を1mm動かす
2.指を一本だけ布団の先に出す
3.そのままゆっくりと腕を出す
4.上半身全体を出す
5.気づけば、布団から出ている

つまり、1mmずつ動いて自分をやりたい行動まで誘導するわけです。

「勉強がめんどくさい」と思っている脳も、「机を見る」であれば「そのくらいならできるわ」と、従ってくれます。

こうやって、「そのくらいならできるわ」と脳が従ってくれる小さなステップを積み重ね、自分を目的まで誘導していきます。

「動きたいけどめんどくさくて動けない、、」

こういうときはこの方法を使ってください。